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2)誘導ブロックの視覚・触覚特性
a.視覚特性
(秋山哲男ほか:視覚障害誘導用ブロックの輝度比と視認性について、第20回日本道路会議論文集)
○誘導用ブロック調査箇所の輝度比(輝度比:誘導用ブロックの輝度/路面の輝度)と弱視者の識別性との関係を見たのが図4である。これを見ると輝度比が大きいほど識別性は高くなる。なお輝度比1.5以上で誘導用ブロックが識別されはじめ、2.0以上ではほぼ全員が「すぐわかる」と回答している。

 

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b.触覚特性(日本建築学会編:建築設計資料集成3集(1980)、 p.39、丸善)
○平面床と凹凸床のような、足底の触覚による識別は、かなりの程度に鋭敏である。革靴使用の場合、凹凸床の粒径が5mm以下では男女とも気づくまでに数歩かかる場合が多いが、粒径が10mm内外であれば、大部分の人は1〜2歩で気づく。

 

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